ホラーパチンコを筆頭に一部の層に根強い人気を誇っている藤商事。
第1四半期の決済が出ていたので、観てみたのですが2億円の赤字に転落していました。
パチンコメーカーからすればそこまで大きな赤字ではないのでしょうけどね。
赤字は赤字ですし、概況を見てみるとめっちゃくちゃ不安にさせられましたのでその話です。
下手すると倒産もあり得るなって感じています。
(;^_^A アセアセ・・・
藤商事の第1四半期決済
売上高:43億32百万円。
※前年:141億40百万円。
経常損益:2億67百万円。
※前年・経常『利益』45億34百万円。
引用:https://www.fujimarukun.co.jp/corp/ir/library/bs_material/ir54_201806.pdf
赤字の理由と藤商事の想定
京楽が盛大に赤字を出す中、そこそこ人気だと思っていた藤商事も赤字に転落してしまいました。
結構好きなメーカーですし、好きな人は好きな台が多いメーカーだけに意外すぎる事実です。
∑( ̄ロ ̄|||)
藤商事が赤字になった最大の理由は、資料を見て分かる通りスロットへの移行でしょう。
第1四半期となる、4月~6月に藤商事が売り出した新台パチンコは0台。
一切販売しておらず、資料から見て分かる通り藤商事は今後スロットの方が台数が需要が増えると考えているようでそちらに力を入れているようです。
資料にもある通り、パチンコは100台ですがスロットが11100台の売り上げ。
結果としては赤字ですが、藤商事の読みが正しく最終的にスロットの方が需要が増えるのであれば問題のない赤字と言えます。
本当にスロットの需要が増えるか?
藤商事はデータからもスロットの需要があがると判断しているのですが、本当に増えるのか?
パチプロとして多くのホールを観ている経験からその辺に触れていきます。
よくホールに足を運んでいる人なら気が付いている通り、現代の新台スロットは大して人気はありません。
大抵の場合、ホールで人気になっているのはジャグラーや沖スロ。
バジリスクやゴッドシリーズなど、ごく一部の限られた台に人気が集中しています。
それこそ新台導入2日目には既に空き台が目立つというのはザラにあります。
といいますか、逆に2日目に座れないなんてほぼあり得ないと言って良いほどに空き台祭り状態です。
そんな中でパチンコと掛け持ちで中途半端にスロットに参入した藤商事が人気台を作れるのか?
パチンコも人気があると言っても、ツボに嵌った人が長く打っている印象が強く万人受けはしていない。
そんな万人受けには程遠い機種が多いメーカーが、パチンコとスロット両立でスロットの覇権を握るような台は絶対に作れないでしょう。
そして、なにより言いたいのがスロットの需要が増えたとしても増えるのはごく一部のメーカーのごく一部の機種です。
ジャグラーや沖スロなど、他の機種とは比べられることすらない地位を得ている機種。
もしくはバジリスクに代わる人気機種など、そういったごく一部の機種が大量に導入されるのは明白です。
その他の機種は2~3台ぽつぽつと導入される程度になるでしょう。
そもそもスロットの需要が今後増えるのかも怪しいこと。
さらに、藤商事の台を大量導入するホールが現れるのかも疑問であることなど。
ハッキリ言えば想定が甘すぎる。
とても株を買おうとは思えないほど、何を考えているのか分からないですし
二兎追うものは一兎も得ず
という状況だと思います。
(´-ω-`;)ゞ
倒産の可能性もあるか?
今後の業界状況からスロットに重きを置きつつパチンコもやっていくスタンスにした藤商事。
かなり中途半端な印象を受けますが、今後倒産してしまう可能性はあるのか?
気になる方も多いと思いますので、その辺に触れていきます。
藤商事が倒産する可能性。
それは、現時点でのパチンコ・スロットメーカーの中でも高いと思います。
その理由はパチンコメーカーだったのに、付け焼き刃的にスロットに力を入れ出したことです。
そもそもの話として、最初からスロットを作っているメーカーと元パチンコ主体のメーカー。
この2つを比較するなら当然ですが前者の方が優位です。
なぜならスロット作りのノウハウは勿論、各ジャンルで秀でている人とある程度は繋がりがある為。
それに対し、元々はパチンコ主体のメーカーだった藤商事は似てるようで全く違うスロットをパチンコを作っていた人たちが作ろうとしている可能性すらあります。
どちらも遊戯したことがある人なら分かる通り、パチンコとスロットでは演出の魅せ方そのものに全くと言って良いほどの違いがあります。
比較するなら海物語とジャグラーがいいでしょう。
リーチが掛かるごとに期待が持てる海物語。
レバーを叩くごとに期待が持てるジャグラー。
2つ共にパチンコとスロットの基本を押さえているだけの台で、どちらも非常にシンプルな台ですがハッキリ言って別物ですよね。
パチンコとスロットは一括りにされますが、ハッキリ言って全くの別物なんです。
例えるなら今回の藤商事のパチンコからスロットに転向というのは
プロ野球選手にプロサッカー選手を目指させるようなもの
であり、とても支持できない行為だと感じています。
なので、倒産の可能性は十二分にありうる。
スロットとパチンコを中途半端に作り出した際には要注意でしょう。
(;゚д゚)
まとめ
・藤商事が2億円の赤字。
・スロットに転向意欲。
・パチンコとはスロットは別物なので危険を感じる。
・倒産の可能性すらあると思う。
京楽に続き藤商事も赤字になっていたので、状況を整理してみました。
一定の層に受ける台を作っていたメーカーだけに、今回のスロット転向はガッカリとしか言いようがありません。
パチンコとスロットは似て非なるものですし、スロットでヒット台を作れるのかは疑問としか言いようがありません。
ホラーパチンコに拘り過ぎて迷走している感じはありましたが、ここにきて頑張る方向を間違っているといいますか…
藤商事が好きなユーザーはパチンコの新台を期待しているわけで、スロット転向を望んではいないはずです。
少ないとはいえホラーパチンコを筆頭に確かなファンが居たメーカーだけに今回の行動は本当にガッカリだし倒産の不安すら感じました。
喰霊とか地獄少女とか普通に好きだったので、またパチンコをしっかりと作ってほしいんですけどね。
下手にスロットに手を出してコケ無い事を祈っています。
ということで、今回はこれにて!
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