導入日:2019年1月7日
※訂正あり 甘デジはストックタイムが200秒ではなく110秒に変更されている模様。
ジャンプボタン
機種スペック・ゲーム性
大当たり確立 | 1/319.9 |
---|---|
確変時(Rush) | 1/8.5 |
Vチャレンジ | 1/29.9 |
ST突入率 | 100% |
ST継続率 | 55% |
ST回転数 | 4回転+4保留 |
ヘソ賞球 | 4個 |
電サポ賞球 | 1個 |
アタッカー賞球 | 11個 |
※確変は実質通常状態の超時短型ST
通常時1/319当選時
R数 | 比率 | 平均出玉 | 時短 |
---|---|---|---|
4R確変 | 6% | 400個 | 4回転+4保留 |
2R通常 | 94% | 200個 | 時短なし |
Vチャレンジ成功時
R数 | 比率 | 平均出玉 | 時短 |
---|---|---|---|
4R確変 | 100% | 400個 | 4回転+4保留 |
Rush時
R数 | 比率 | 平均出玉 | 時短 |
---|---|---|---|
9R確変 | 70% | 900個 | 4回転+4保留 |
4R確変 | 30% | 400個 |
換金率別ボーダーライン
4円 | 19.5/k |
---|---|
3.5円 | 22/k |
3円 | 26/k |
2.5円 | 31/k |
V入賞確率と台の癖
今作は過去に登場している犬夜叉のスペックそのままに甘デジになっている。
通常時の大当たりのメインルートはVチャレンジ経由であり発生確率は1/29.9、V入賞成功確率は1/4.5だ。
確率自体はミドルと変わらないが、V入賞の確率は台による癖を感じるので入賞確率が良いかは注意すると良いだろう。
遊戯の際には参考程度にVチャレンジ時の球の動きに意識しておくことをお勧めする。
あくまでも体感だが、左側のハズレ穴に入る台の方が若干ながらV入賞確率も良く感じた。
逆に右側のハズレ穴に入りやすい台の場合は1/4.5とは思えないほどにV入賞しない点には注意してほしい。
盤面・釘配列・評価
風車・ヨリ周辺
全体的にこぼしが多く初見では釘見が難しいレベルの機種である。
風車まで玉がどの程度たどり着いているかに注目しつつ台の良し悪しを見極めるのが良いだろう。
慣れれば釘見自体は難しい部類に入らないと思うので、台の良し悪しを意識しながら遊戯していくことをお勧めする。
ヘソ周辺
風車からのヘソまでの距離が長くヘソの開けは大きめに欲しい。
どの機種でもそうだが、基本はヘソの大きさが重要となるのがヘソ周辺の調整だ。
釘調整も生ぬるくしかやらなくなった時代なので、一目見て開いていると判断できればボーダー以上の回転は見込めるだろう。
アタッカー・電サポ周辺
アタッカー周辺はゼロアタッカーに近い形状だが、あくまでも近いだけである点には注意してほしい。
ゼロアタッカーとゼロアタッカーに近いだけでは無駄玉の有無という意味や消化速度でも大きな違いがあるからだ。
とはいっても、今作のアタッカー周辺はゼロアタッカーに近いので優秀な部類には入る。
電サポの上にあるポケットに玉が流れやすく、大当たりの消化速度や捻り打ちによるオーバー入賞は効果が若干低いがそういった点を考慮しても優秀だ。
ゼロアタッカーに近い形状なのだから当然のことだが、遊戯者にとっては有難いの一言である。
Rush中の注意点
今作はストックタイムと呼ばれる200秒間甘デジは110秒Rushに突入するのだが、このストックタイムは銀河機攻隊とは異なり内部的に変動していない。
1個目の保留を内部的に200秒間110秒間かけて消化しながら、時短4回転分の内部当選を告知しているだけなのだ。
200秒間110秒間をガチ抽選と勘違いして打ち出しを続けてしまうと大損になってしまう。
大切なことなのでもう1度言うが、ストックタイムの110秒はガチ抽選ではない。
あくまでも時短4回転分の当否を告知しているに過ぎないので、時短4回転分の保留を貯めればそれ以上に玉を打ち出す必要性はないのだ。
勘違いを引き起こすことを目的としているとしか思えない非常に悪質なシステムであるので遊戯時には十二分に注意してほしい。
遊戯の際には保留は4つ貯めればいいという事を肝に銘じてくれ。
また液晶上でコインをストックする保留連確定演出が発生した場合には次回の大当たり時にはストックタイム中に打ち出しをする必要がない。
Vを狙えの指示が来た際にのみ打ち出せば大当たりの権利は獲得できるので、ストックが消化される110秒後を待とう。
この110秒は何の意義もなさないが、遊戯者がどう足掻いても回避は出来ないので大人しく110秒間耐えるほかない。
既に気が付いた者も多いと思うが、非常に消化効率が悪い台であるという事だ。
ミドルに対しては早くなっているが、甘デジであり110秒のストックタイムに突入する回数が増えている為に体感ではストックタイムの鬱陶しさは変わらないといえる。
導入前のパチプロ評価
新年1発目の新台として導入される甘デジであり、Vチャレンジ自体は面白い台だ。
V穴かハズレ穴に入るまで続くというシステムは遊戯者としてはある程度のフェア性を感じ、未来日記とか言う糞台とは大きく異なり非常に楽しめる台になっている。
1/29.9とVチャレンジが発生しやすいこともあり、遊戯者に人気が出る可能性は高いと思える。
しかし、最近の甘デジは新台であろうと酷い調整が目立つのも事実だ。
例外的にライトミドルで大金星を挙げた甘デジのシンフォギアは扱いが良いが、ミドルがこけた犬夜叉はそうはいかないのは明白である。
せいぜい、新台を大切に扱っている店舗でのみある程度打てる調整にしてくれるとは思うのだが、そんな店舗を探すのは骨が折れる。
近場にあるのであれば、そういった店舗で狙う価値はあると思うが現実的には導入1週間目以降も客付きが良好の場合程度しかねらい目とは言えないだろう。
おまけに前述した通り、この機種はRushの消化効率が非常に悪く通常回転数を稼ぎにくいという欠点がある。
精神的にも保留連が確定しているのに110秒間も下らない告知をされるシステムは想像を絶する苦痛を感じるのはいただけないだろう。
早く当たりを消化させてほしいという遊戯者の願い虚しく必死に仲間を探し続ける犬夜叉を110秒間も冷たい目で見続ける気持ちを考えて制作してほしいものだ。
面白い台ではあると思うのだが、期待値稼働という意味合いではお勧めはできない。
客付きが良くなり開けが良くなったとしても、肝心の通常回転数が稼げず期待値を盛るに盛れないのだからパチプロとしてはお勧めできない台という事になる。
勿論、遊戯としてであれば一度は触れて欲しい台と言っておきたいのだが。
甘のSTは110秒ですよ。
情報ありがとうございます。
訂正しておきます。